日本のピックルボール界に、ビッグニュースが飛び込んできました。
総合スポーツメーカーのミズノが、2026年8月より日本国内でピックルボール用品の販売を開始すると発表しました。
今回発売されるのは、次の3カテゴリーです。
- パドル
- シューズ
- バッグ
アメリカでは2026年4月から販売が始まっており、日本でもいよいよ本格展開がスタートします。
「ついにミズノも来たか!」
そう感じたピックルボールファンも多いのではないでしょうか。
この記事では、ミズノが発売するピックルボール用品の特徴と、今回の参入が日本のピックルボール市場に与える影響について紹介します。
なぜ今、ミズノがピックルボール市場に参入するの?
近年、ピックルボールは世界的に注目を集めています。
特にアメリカを中心に急速に普及しており、日本でも体験会や大会が少しずつ増えてきました。
ピックルボールは、テニス・卓球・バドミントンの要素を組み合わせたラケットスポーツです。
コートが比較的コンパクトで、ルールもシンプルなため、子どもからシニアまで幅広い世代が楽しみやすいという特徴があります。
ミズノは、世界的なピックルボール市場の拡大と、日本国内での競技普及の高まりを受け、これまでスポーツ用品開発で培ってきた技術を生かして市場への参入を決定しました。
ピックルボール事業における国内販売目標は、発売から1年間で1億円。
パドルだけでなく、専用シューズやバッグまで同時に展開することからも、ミズノの本気度が伝わってきます。
ミズノから発売されるパドルは3モデル
今回発表されたパドルは、プレースタイルやレベルに合わせて選べる3モデルです。
| モデル | 主な特徴 | 対象 |
|---|---|---|
| ACROSTRIKE LX | パワー・ウェイト調整 | 中・上級者 |
| ACROSPEED SX | 操作性・反発力 | 中・上級者 |
| CARIBER | 扱いやすさを重視 | 初心者〜中級者 |
ACROSTRIKE LX
**ACROSTRIKE LX(アクロストライク エルエックス)**は、パワフルなプレースタイルを求める中・上級者向けモデルです。
主な特徴は次のとおりです。
- スイングウェイトを調整できる「FAST TRACK」
- 高強度かつ軽量なカーボン素材「MZ-36C」
- スピン性能を高める特殊コーティング「SPINKOTE」
専用レンチを使ってパドル両側の重りを調整できるため、自分の好みに合わせてスイングウェイトをカスタマイズできます。
この可変機構には、ミズノがゴルフクラブ開発で培ってきた技術が応用されています。
表面にはスピン性能を高める「SPINKOTE」が施されており、コーティングをしていない状態と比較して、スピン性能が約17%向上したとされています。
強いショットやスピンを生かして、積極的に攻めたいプレーヤーに注目されそうなモデルです。
ACROSPEED SX
**ACROSPEED SX(アクロスピード エスエックス)**は、操作性とコントロール性能を重視した中・上級者向けモデルです。
表面素材とコーティングには、ACROSTRIKE LXと同様の技術を採用。
さらに、内部にはミズノ独自の高反発素材「MIZUNO ENERGY XP」をベースとしたシート構造「ENERGY CELL」が搭載されています。
これにより、反発力の向上とスイートエリアの拡大を実現しています。
パワーだけでなく、操作性やコントロールにもこだわりたい競技志向のプレーヤーにとって、気になる一本になりそうです。
CARIBER
**CARIBER(キャリバー)**は、エントリー層から中級者までを対象にした扱いやすさ重視のモデルです。
主な特徴は次のとおりです。
- 握りやすい細めのグリップ設計
- スピンをかけやすい「SPINKOTE」
- 反発性能の維持を助ける「Repulsion Keeping System」
グリップ上部に樹脂を注入することで、インパクト時の反発性能を維持しやすい構造になっています。
細めのグリップで操作しやすいため、これからピックルボールを始める人や、扱いやすいパドルを探している人にも選びやすそうです。
なお、3モデルすべてがUSA Pickleballの公認を取得しています。
ミズノ初のピックルボール専用シューズ「WAVE STRIKE」
今回の発表では、ミズノ初となるピックルボール専用シューズも登場します。
商品名は、**WAVE STRIKE(ウエーブストライク)**です。
テニスシューズの開発で培った技術を取り入れ、ピックルボールに求められる素早い動きや安定性をサポートする設計になっています。
主な特徴は次のとおりです。
- 通気性と軽量性に優れたメッシュアッパー
- クッション性・反発性・軽量性を備えた「MIZUNO ENERZY NXT」
- クッション性と安定性を両立する「MIZUNO WAVE」
- 高反発素材「MIZUNO ENERGY XP」を使用したインソール
幅広設計のため、ゆったりとしたフィット感が得られる点も特徴です。
ピックルボール専用シューズは、現時点では選択肢がそれほど多くありません。
テニスシューズやバドミントンシューズを代用している人も多いなか、日本の大手メーカーから専用モデルが発売されることは、プレーヤーにとってうれしいニュースではないでしょうか。
バッグは用途に合わせて3種類を展開
ピックルボール用品を収納できるバッグも、用途に合わせて3種類が発売されます。
- ツアーバックパック35L
- バックパック30L
- トートバッグ
ツアーバックパック35L
ピックルボールの本場であるアメリカのニーズを反映したフラッグシップモデルです。
荷重を分散するショルダーベルト構造「SPLIT-STRAP」を採用し、パドル・シューズ・ボールをまとめて収納できます。
バックパック30L
容量30Lのユーティリティモデルです。
内側にはボール収納用のポケットがあり、フロント部分にはパドルを収納できます。
トートバッグ
コンパクトな仕様ながら、パドルやシューズも収納できるモデルです。
練習や体験会などに、気軽に持って行きやすそうですね。
ミズノは用品販売だけでなく普及活動にも力を入れる
ミズノは、ピックルボール用品を販売するだけではありません。
2024年から、ミズノが管理する全国の運動施設を活用し、次のようなプログラムを展開しています。
- 個人参加型の体験会
- レベル別講習会
- 各種大会
2026年6月時点では、全国42施設でピックルボールをプレーできる環境が整えられています。
また、2025年10月には日本ピックルボール協会と普及パートナー契約を締結。
誰でも気軽に参加できる場所を増やし、国内での認知拡大と競技人口の増加を目指しています。
ミズノはピックルボールを「生涯スポーツ」「三世代スポーツ」と位置づけ、年齢や世代を超えて楽しめる環境づくりにも取り組んでいくとしています。
ミズノの参入で日本のピックルボールはどう変わる?
今回の発表は、日本のピックルボール界にとって大きな転機になりそうです。
これまで国内で販売されているパドルは海外メーカーの商品が中心で、実物を見たり試打したりしてから購入できる場所は、まだそれほど多くありません。
ミズノのような日本を代表するスポーツメーカーが本格参入することで、スポーツ用品店などでピックルボール用品を見かける機会が増える可能性があります。
初心者にとっても、よく知っている国内メーカーの商品であれば、安心して手に取りやすくなるのではないでしょうか。
また、用品販売だけでなく体験会や講習会、大会の開催にも取り組むことから、ピックルボールを知るきっかけそのものが増えていきそうです。
今後、ほかの国内スポーツメーカーの参入が続けば、商品の選択肢がさらに広がり、価格や性能の面でも競争が生まれるかもしれません。
テニス経験者としても期待したい
私自身、テニスを長く経験してきたこともあり、ミズノのシューズをはじめとするスポーツ用品には以前から親しみがあります。
そんなミズノが、本格的にピックルボール市場へ参入するというニュースには、正直かなりワクワクしました。
特に気になるのは、ゴルフやテニスなど、ほかのスポーツで培った技術がパドルやシューズに取り入れられている点です。
実際の打球感や操作性、シューズの履き心地がどのようなものなのか、機会があればぜひ試してみたいと思います。
今後は試打会や体験会、大会なども増え、ピックルボールを始める人がさらに増えるきっかけになりそうです。
ピックルボールが「一部の人だけが知っているスポーツ」から、家族や友人と気軽に楽しめる身近なスポーツへと成長していくことを期待しています。
まとめ
ミズノは、2026年8月から日本国内でピックルボール用品の販売を開始します。
今回の発表内容をまとめると、次のとおりです。
- パドル3モデルを発売
- ピックルボール専用シューズ「WAVE STRIKE」を発売
- 用途別のバッグ3種類を展開
- 国内販売目標は発売から1年間で1億円
- 日本ピックルボール協会と連携して普及活動も強化
- 全国の運動施設で体験会や講習会、大会を展開
日本を代表する大手スポーツメーカーの参入は、国内でのピックルボール普及を大きく後押しする可能性があります。
商品の発売だけでなく、今後の体験会や試打イベントなどの展開にも注目していきたいですね。


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